2026年6月9日 (火)
WWDC26でApple開発者ツールが刷新されFoundation ModelsがClaude/Gemini等の外部モデルに対応・ALGO ARTISがシリーズBで15.38億円調達・すばる望遠鏡が15億天体の巨大データを世界公開。
見出し一覧
- 01WWDC26、Appleが開発者ツールを刷新 — Foundation ModelsがClaude/Gemini等の外部モデルに対応、Xcode 27にAIエージェント統合
- 02Svelte 2026年6月アップデート — svelte 5.56でマークアップ内に宣言、SvelteKitにquery.live・TypeScript 6.0対応
- 03ALGO ARTIS、シリーズBで15.38億円調達 — Salesforce Venturesがリード、社会インフラの「計画DX」を拡大
- 04overflow、企業URLだけでエンジニア採用力を診断する無料サービス「エンジニア採用力チェック」開始
- 05ゲーム開発者会議「CEDEC2026」7月22-24日にパシフィコ横浜で開催 — 約200セッション、テーマは「Innovating Fun」
- 06東洋経済「思考力が"ある人""ない人"の違い」 — VUCA時代は問題解決より問題発見が重要
- 07『なぜ人と組織は変われないのか』— キーガンの「免疫マップ」で“変われない理由”を可視化する
- 08すばる望遠鏡、15億天体の巨大データを世界公開 — 総量約1ペタバイト、全天の約19%をカバー
- 09「発掘された日本列島2026」展、6月13日に江戸東京博物館で開幕 — 木製仮面や大刀形埴輪など全国の出土品
IT就活ニュース 5件
WWDC26、Appleが開発者ツールを刷新 — Foundation ModelsがClaude/Gemini等の外部モデルに対応、Xcode 27にAIエージェント統合
Appleは開発者会議WWDC26に合わせ、開発者向けの新しいフレームワークとツールを発表した。オンデバイスAIを扱うFoundation Modelsフレームワークが画像入力とサーバー側モデルに対応し、ClaudeやGeminiなど新しい言語モデルプロトコルを実装した外部モデルも利用できるようになった。App Store Small Business Program(初回ダウンロード200万未満)の開発者は、Private Cloud Compute経由でAppleのモデルをクラウドAPIコストなしで使える。開発環境Xcode 27にはAnthropic・Google・OpenAIのエージェントが統合され、実機やシミュレータを束ねる新機能「Device Hub」を搭載。アプリ本体のサイズは30%小さくなり、Xcode Cloudは最大2倍高速化した。Swift 6.4では警告の限定的な抑制や、対応OSをまとめて表す「anyAppleOS」が加わっている。
Svelte 2026年6月アップデート — svelte 5.56でマークアップ内に宣言、SvelteKitにquery.live・TypeScript 6.0対応
フロントエンドフレームワークSvelteの2026年6月の更新がまとまった。[email protected]では、これまで <script> 内に書く必要があった宣言をテンプレートのマークアップ内に直接書けるようになり、記述がより簡潔になった。SvelteKitは 2.57.0〜2.61.0 が相次いでリリースされ、長時間有効なリモートクエリを購読できる query.live()(非同期イテラブル対応)や query.batch() が追加された一方、.run() の削除など破壊的変更も含まれる。言語ツール群はTypeScript 6.0に対応し、エディタでの型チェック体験が改善された。破壊的変更を含むため、SvelteKitを使う場合はリリースノートの確認が必要だ。
ALGO ARTIS、シリーズBで15.38億円調達 — Salesforce Venturesがリード、社会インフラの「計画DX」を拡大
社会インフラの意思決定を支えるALGO ARTISが、シリーズBラウンドで15.38億円を調達した。今回はSalesforce Ventures LLCがリード投資家として参画し、三井住友信託系のJapan Coin Invest Fund 4が新規に加わったほか、既存のUTEC・DeNA・K4 Ventures(関西電力グループのCVC)も追加出資した。これによりエクイティの累計調達額は25.14億円、デットを含めた累計は32.44億円となる。同社は最適化アルゴリズムとAIで複雑な計画業務を自動化する「OPTIUMシリーズ」を、電力・物流・製造・交通といった社会基盤の領域に提供している。調達資金は技術プラットフォームを担うエンジニアの採用や事業開発、新規事業・海外展開に充てる方針だ。
overflow、企業URLだけでエンジニア採用力を診断する無料サービス「エンジニア採用力チェック」開始
エンジニア採用支援のoverflowが、企業URLを入力するだけでその会社のエンジニア採用力をAIが自動診断する無料サービス「エンジニア採用力チェック」を提供開始した。採用ページや求人情報、技術発信などの公開情報をもとに、5指標24項目で0〜100点のスコアとS〜Dの5段階ランクを算定し、同業態内での偏差値とともに12ページのレポートをメールで届ける。5指標は技術ブランド発信力(25%)・技術環境の透明性(25%)・採用情報の充実度(20%)・雇用条件の競争力(20%)・採用活動の積極性(10%)で、企業が「エンジニアに選ばれる」ために何を見られているかを映し出す。overflowは累計1,000社を超えるエンジニア採用を支援してきた。
ゲーム開発者会議「CEDEC2026」7月22-24日にパシフィコ横浜で開催 — 約200セッション、テーマは「Innovating Fun」
国内最大級のコンピュータエンタテインメント開発者会議「CEDEC2026」が、2026年7月22日(水)〜24日(金)の3日間、パシフィコ横浜ノースで開催される(オンライン参加も可)。テーマは「Innovating Fun」。エンジニアリング、プロダクション、ビジュアルアーツ、ビジネス、サウンド、ゲームデザイン、アカデミックの7分野にわたり、約200のセッションが予定されている。ゲーム開発者だけでなく、エンタメコンテンツの制作・ビジネス関係者や関連技術の研究者も対象となる。受付は6月1日から始まっており、早期割引は6月30日まで適用される。
思考力を育てる 2件
AI時代こそ、自分の思考力を鍛えるニュース。技術ニュースだけ追っていても本質的な力はつきません。思考法・ビジネス書・心理学・認知科学からの洞察を取り上げます。
東洋経済「思考力が"ある人""ない人"の違い」 — VUCA時代は問題解決より問題発見が重要
著述家・細谷功氏による思考力の論考。日本企業がデジタル時代への対応に苦戦する根っこには「自ら考える力(思考力)の不足」があると指摘する。正解が決まった問題を速く解く力よりも、変化が激しく不確実なVUCA時代に効くのは「そもそも何が問題なのか」を見つける問題発見の力だという。思考力は知的好奇心・論理力・直観力など複数の要素から成り、与えられた課題をこなすだけでなく、自分で問いを立てられるかどうかが分かれ目になる。AIが解答を量産する時代に、問いを設計する側に回る発想を促す内容だ。(記事後半は会員限定)
『なぜ人と組織は変われないのか』— キーガンの「免疫マップ」で“変われない理由”を可視化する
ハーバードの発達心理学者ロバート・キーガンとリサ・ラスコウ・レイヒーによる自己変革論の名著(訳:池村千秋)。本書は、変わる必要を認識していても85%の人が行動すら起こさないという現実から出発し、人や組織が変われないのは「意志」が弱いからではなく、「変化」と無意識の「防御」がせめぎ合う“免疫”の状態にあるからだと説く。改善目標・阻害行動・そして自分でも気づいていない「裏の目標」を書き出す「免疫マップ」によって、自分が無意識に守っているものを可視化できる。成人発達理論をベースに、頭では分かっていても動けない自分の構造を解きほぐす一冊だ。
視野を広げる 2件
視野を広げるためのニュース。IT就活生は技術に偏りがちなので、ここではあえてIT以外の話題も入れています。
すばる望遠鏡、15億天体の巨大データを世界公開 — 総量約1ペタバイト、全天の約19%をカバー
国立天文台ハワイ観測所が、すばる望遠鏡の超広視野カメラHyper Suprime-Cam(HSC)による観測データの最新アーカイブ「HSCLA」を公開した。収録された天体はおよそ15億個、データ総量は約1ペタバイトに達し、観測領域は空全体の約19%にあたる約7400平方度に及ぶ。HSCは8億7000万画素の高性能カメラで、一度の観測で満月9個分の広さの空を撮影できる。誰でも利用できる巨大な天文データは、銀河の進化やダークマターの研究などに使われる。膨大なデータを公開して世界中の研究者が解析する——天文学もまた、ビッグデータを扱う科学になっている。
「発掘された日本列島2026」展、6月13日に江戸東京博物館で開幕 — 木製仮面や大刀形埴輪など全国の出土品
全国の最新の発掘調査の成果を紹介する文化庁の巡回展「発掘された日本列島2026」が、6月13日(土)から東京都江戸東京博物館で始まる(7月26日まで)。32回目となる今回の特集テーマは「遺跡から読み解く多様な歴史文化」。約3万6800年前の石器群(長野・香坂山遺跡)、2〜3世紀の木製仮面(大阪・西岩田遺跡)、6世紀の大刀形埴輪(山口・天王森古墳)など、旧石器時代から歴史時代までの出土品が一堂に並ぶ。日本では毎年およそ8000件の発掘調査が行われており、その中から選ばれた逸品を見られる。展覧会は東京のあと、伊丹・八戸・松本・新潟を巡回する。