2026年5月14日 (木)
メルカリが2027年卒採用を開始し、Google Chromeが2週間リリースサイクルへ移行、Next.jsが脆弱性13件を修正したセキュリティリリースも重なった。
見出し一覧
- 01メルカリ、2027年卒エンジニア採用を開始 — スキル評価型初任給620万円〜、インターン有給化も同時発表
- 02freee、エンジニア夏季インターン2026「Build & Grow」— 有給50名で本選考直結
- 03Google Chrome、2026年9月から2週間リリースサイクルへ移行 — Chrome 153以降で全プラットフォームに適用
- 04Next.js May 2026 Security Release — DoS・XSS等13件の脆弱性を修正、バージョン16.2以降に対応
- 05Qiita エンジニア白書2026 — 2,317名調査でAI活用率・人気言語・年収傾向の最新実態を公開
- 06安宅和人「AI時代こそ問いの設計が生死を分ける」— 「イシューからはじめよ」改訂版著者が東洋経済で語る思考の本質
- 07ダブルループ学習とは何か — 「行動」でなく「前提」を変える思考法をDHBRが特集
- 08ヴェネツィア国際建築展2026が開幕 — テーマ「Living Otherwise」で91か国が参加、日本館が伝統木構造で注目
- 09国立民族学博物館「食と文明2026」特別展 — 発酵食の起源が人類定住を加速した証拠を世界各地から集結
IT就活ニュース 5件
メルカリ、2027年卒エンジニア採用を開始 — スキル評価型初任給620万円〜、インターン有給化も同時発表
メルカリは2026年5月、2027年卒エンジニアの新卒採用を本格開始した。採用制度をスキル評価型に刷新し、入社時の初任給は基準値620万円以上(職種・スキルに応じて変動)を設定している。選考プロセスは書類選考→技術課題→複数回面接で構成され、本番環境に近いコーディング課題を導入した。夏季インターンシップ(有給、3〜5日間)修了者には本選考の一部ステップを免除する優遇ルートが設けられており、インターン期間中もAIツール利用費の実費補助が提供される。iOS・Android・バックエンド・インフラ・MLの5領域で少数精鋭採用を予定する。
freee、エンジニア夏季インターン2026「Build & Grow」— 有給50名で本選考直結
freeeは2026年夏季(7〜9月)に開催するエンジニアインターン「Build & Grow」の募集を開始した。有給(日額8,000円)で50名規模の採用を予定しており、期間は3〜5日間のプログラムとなっている。バックエンド(Go/Ruby on Rails)・フロントエンド(React/TypeScript)・インフラ(AWS/Terraform)の3トラックに分かれ、本番環境に近い設定でプロダクト課題開発を実施する。選考通過者には書類選考と一次面接を免除する本選考直結ルートが提供されており、会計・人事SaaSのコア機能に関わる実戦的な内容となっている。
Google Chrome、2026年9月から2週間リリースサイクルへ移行 — Chrome 153以降で全プラットフォームに適用
Googleは2026年3月にChromeのリリースサイクルを現在の4週間から2週間に短縮すると発表した。Chrome 153(2026年9月8日stable予定)を皮切りに全プラットフォーム(Desktop・Android・iOS)で2週間サイクルに移行する。バグ修正の展開スピードを上げながらセキュリティパッチをより迅速にユーザーへ届けることが目的で、Enterpriseユーザー向けの拡張安定版(Extended Stable Channel)は従来通り8週間サイクルを継続する。フロントエンドエンジニアとしてはブラウザの挙動変更・新APIの追加が高頻度で発生することになり、Chrome DevToolsの活用やCanaryビルドでの先行確認が一層の実務スキルとなる。
Next.js May 2026 Security Release — DoS・XSS等13件の脆弱性を修正、バージョン16.2以降に対応
Vercelは2026年5月にNext.jsのセキュリティリリースを実施し、DoS(サービス拒否攻撃)・ミドルウェアバイパス・SSRF・キャッシュポイズニング・XSSを含む脆弱性13件に対応した。修正は主にNext.js 16.x系(16.2以降)が対象で、15.x系の一部にもバックポートされている。16.2はAIエージェント連携を想定した「Agent-ready create-next-app」やブラウザログのサーバー転送機能も搭載しており、LLMを組み込んだWebアプリのデプロイ基盤として注目を集めている。修正パッチの対応状況はVercel公式changelogで追跡でき、早期バージョンアップが推奨されている。
Qiita エンジニア白書2026 — 2,317名調査でAI活用率・人気言語・年収傾向の最新実態を公開
Qiitaは2026年版「エンジニア白書」を公開した。Qiitaユーザー2,317名を対象に、人気プログラミング言語・働き方・転職時に重視する項目・AI活用ツールの利用実態を調査している。言語ランキングではTypeScriptが上位を維持しつつ、RustやGoの利用率が前年より上昇している。年収1,000万円超エンジニアに共通するスキルとして「OSS貢献経験」「英語技術ドキュメントの読解力」「インフラ・ミドルウェア理解」が上位に挙がり、AIコード生成ツールの業務利用割合と年収帯の相関についても集計されている。副業・リモートワークへの意識や職場選択基準の傾向も確認できる内容となっている。
思考力を育てる 2件
AI時代こそ、自分の思考力を鍛えるニュース。技術ニュースだけ追っていても本質的な力はつきません。思考法・ビジネス書・心理学・認知科学からの洞察を取り上げます。
安宅和人「AI時代こそ問いの設計が生死を分ける」— 「イシューからはじめよ」改訂版著者が東洋経済で語る思考の本質
ヤフーCSO・慶應義塾大学大学院特別招聘教授の安宅和人氏が東洋経済オンラインで、AI時代における「問いを立てる力」の重要性を論じた。「ChatGPTは優秀な回答機械だが、問いを設計する能力はない。何を解くか(イシュー)を誤ると、どんな高性能なAIを使っても的外れな答えしか返ってこない」と語る。著書『イシューからはじめよ』改訂版で追加された「AI時代のイシュー設定」の章では、分析を始める前に「この問いを解く価値は本当にあるか」を逆算する手法が解説されている。AIが普及するほど、課題設定の上流工程に人間の思考力が集中する構造に変わるという論点だ。
ダブルループ学習とは何か — 「行動」でなく「前提」を変える思考法をDHBRが特集
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)が「ダブルループ学習」を特集し、失敗から本当に学ぶために必要な思考のステップを解説した。クリス・アージリスが提唱したこの概念では、シングルループ学習(「何を」変えるか)とは異なり、「なぜそのゴールを設定したのか」という前提ごと問い直す。現実の失敗の多くは「間違った目標を正確に達成しようとした」ことに起因しており、行動を修正するだけでは同じパターンが繰り返される。前提を問い直す習慣は、コードレビューやスプリントレトロスペクティブで「この機能は本当に必要か」を問う姿勢にも通じ、組織学習を個人の習慣から変える出発点となる。
視野を広げる 2件
視野を広げるためのニュース。IT就活生は技術に偏りがちなので、ここではあえてIT以外の話題も入れています。
ヴェネツィア国際建築展2026が開幕 — テーマ「Living Otherwise」で91か国が参加、日本館が伝統木構造で注目
第20回ヴェネツィア国際建築展が2026年5月10日にイタリア・ヴェネツィアで開幕した。テーマ「Living Otherwise — 多様な居住のかたち」のもと、91か国から約400のプロジェクトが参加している。総合キュレーターは気候変動と都市設計の関係を専門とする建築家が務め、人口縮小・移住・生態系との共存といった21世紀の居住課題をテーマとしたプロジェクトが多数展示されている。日本館(ジャパン・パビリオン)は伝統的な木造軸組構法の幾何学原理を現代的な空間モジュールとして再解釈する提案「間と架け橋」を出展し、審査員賞の候補として海外建築メディアにも取り上げられている。会期は2026年11月下旬まで続く。
国立民族学博物館「食と文明2026」特別展 — 発酵食の起源が人類定住を加速した証拠を世界各地から集結
大阪府吹田市の国立民族学博物館が2026年夏季特別展「食と文明2026 — 発酵の世界史」を5月14日より公開した。日本の醤油・味噌、中東のヨーグルト、欧州のチーズ・ワイン、アフリカのテフ発酵食など各地の発酵文化を展示し、発酵プロセスの安定化が食料保存を可能にしたことが人類の定住・都市形成を加速させた過程を示す最新の考古学証拠とDNA分析データを紹介している。農耕発祥以前から発酵を利用していた証跡が複数の遺跡で確認されており、「文明は農業より先に発酵食から始まった」という仮説を検証する内容となっている。料理と生命科学と人類史を横断するテーマで、発酵微生物と人類の共生関係という新たな視角から文明の起源を問い直す構成だ。