2026年5月26日 (火)
サイバーエージェント エキスパート720万円採用・npm staged publishing・Qubitcore量子15.3億円・月組退団発表が並んだ。
見出し一覧
- 01サイバーエージェント、2027年度エンジニアコース通年採用 — エキスパート認定で年俸720万円以上、Re:Careerルートも
- 02npm 11.15.0 — staged publishing(2FA承認必須)と4種のinstall-time flagsでサプライチェーン攻撃を防御
- 03Qubitcore、OIST発の量子コンピュータ技術でシード15.3億円調達 — 光接続分散アーキテクチャ、2026年内にクラウド試作機稼働
- 04トグルホールディングス、33.4億円調達 — 不動産AIプロダクトを保険・コールセンター等の業種へ水平展開
- 05LAPRAS、転職顕在層が1.5倍増 — AIが可視化するキャリア市場価値レポートを刷新、経験5年の中央値683万円
- 06AI時代の専門性とは何か — 知識の深さと批判的思考が「AIに考えさせる前」の判断力を守る
- 07メタ認知・メタ思考がAI共創で創造性を広げる — 「自分の思考を観察する力」が生成AIの出力品質を高める
- 08宝塚歌劇 月組トップスター・鳳月杏、2027年3月に退団 — 天紫珠李と同時発表
- 09東京科学大学、腸の再生の新メカニズムを解明 — 復活幹細胞と普通幹細胞が相互移行し幹細胞プールを維持
IT就活ニュース 5件
サイバーエージェント、2027年度エンジニアコース通年採用 — エキスパート認定で年俸720万円以上、Re:Careerルートも
サイバーエージェントは2027年度エンジニアコースの新卒採用を通年で実施している。募集職種はソフトウェアエンジニア、インフラエンジニア、機械学習エンジニア/データサイエンティストの3系統で、給与は能力別体系を採用する。通常選考の最低年俸は504万円から始まるが、一定のスキルと実績が認められる「エキスパート認定」取得者は最低年俸720万円以上が保証される。学年・学科・専攻は不問で既卒も対象となっており、入社時期は個別相談に応じる。別枠として「エンジニアコースRe:Career採用」も設けており、特定領域に実務同水準のスキルをすでに持つ学生に適した選考フローを用意している。スキルによる報酬の差を設計に組み込んでいる点が同社採用の特徴だ。
npm 11.15.0 — staged publishing(2FA承認必須)と4種のinstall-time flagsでサプライチェーン攻撃を防御
GitHubはnpm CLI 11.15.0をリリースし、パッケージ公開フローに「staged publishing(段階的公開)」を導入した。公開前にメンテナが2FA認証で明示的に承認しなければパッケージが公開されない仕組みで、正規アカウントの乗っ取りを起点とするサプライチェーン攻撃への対策となる。合わせて4種のinstall-time flagsも追加された。--allow-file(ローカルファイルパス)、--allow-remote(リモートURL)、--allow-directory(ローカルディレクトリ)、--allow-git(Gitリポジトリ)をそれぞれnoneに設定することで、本番環境でのレジストリ外依存を完全遮断できる。npm CLI v12では--allow-gitのデフォルトがallからnoneに変更される予定で、組織の.npmrcでのポリシー設定が推奨されている。
Qubitcore、OIST発の量子コンピュータ技術でシード15.3億円調達 — 光接続分散アーキテクチャ、2026年内にクラウド試作機稼働
沖縄科学技術大学院大学(OIST)発の量子コンピューティング・スタートアップQubitcoreは2026年4月、SBIインベストメントをリードに計12社が参画するシードラウンドで総額15.3億円を調達した。OISTの高橋優樹准教授が開発した「微小光共振器を用いた量子光接続インターフェース」技術を基盤に、複数の量子処理ユニット(QPU)を光で結ぶ分散型イオントラップ量子計算アーキテクチャの社会実装を目指す。ロードマップでは2026年内にOISTでクラウドアクセス対応の試作機稼働、2028年内に誤り訂正機能を搭載した小規模「Early-FTQC」の公開を目標とする。調達資金は共同研究・実証パートナーの開拓と研究者・エンジニア・ビジネス人材の採用強化に充てられる。
トグルホールディングス、33.4億円調達 — 不動産AIプロダクトを保険・コールセンター等の業種へ水平展開
トグルホールディングスは2026年4月、シンガポールのAxiom Asia Private Capitalなどを引受先とする第三者割当増資で33.4億円を調達した。土地の価格算定・建築ボリュームの即時算出を行うAIプロダクト「つくるAI」「デベNAVI」「VCプロ」を不動産・建設業向けに展開してきた同社が、今回の調達を機に保険代理店・コールセンターなど人手作業が多く残る他業種への導入支援を本格化させる。5年間で500名を採用する計画で、新卒エンジニアも対象となっている。2026年内にコールセンター向け試験運用を開始する予定だ。Axiom Asiaは東南アジアを中心とした成長市場への展開も支援する構えで、日本発AIプロダクトの海外展開が視野に入っている。
LAPRAS、転職顕在層が1.5倍増 — AIが可視化するキャリア市場価値レポートを刷新、経験5年の中央値683万円
LAPRASは2026年3月、エンジニアのキャリア市場価値を生成AIで多角的に可視化する「キャリア市場価値レポート」を大幅リニューアルした。強みを12タイプに分類しイラストとキャッチコピーで示す設計で、単純な年収数値だけでなく、スキルセットや職歴の特徴を転職市場の文脈で解釈できるようにした。同社データによると2024年9月から2026年1月にかけて「転職顕在層」の割合が1.5倍に増加しており、AI台頭に伴うキャリア見直しの動きが広がっている。LAPRAS上での提示年収データでは、エンジニア経験5年の中央値683万円、上位25%が803万円となっている。生成AIの急速な普及により、単なるコーディング能力だけでなく事業への貢献意欲やマネジメント能力など複合スキルが採用基準として重視される傾向が強まっているという。
思考力を育てる 2件
AI時代こそ、自分の思考力を鍛えるニュース。技術ニュースだけ追っていても本質的な力はつきません。思考法・ビジネス書・心理学・認知科学からの洞察を取り上げます。
AI時代の専門性とは何か — 知識の深さと批判的思考が「AIに考えさせる前」の判断力を守る
ビジネスリサーチラボ代表・伊達洋駆とチーフフェロー・能渡真澄の対談が問うのは、AIが浸透した時代における専門知識の役割だ。AIを脅威としてではなく専門家の業務を高度化させるパートナーとして捉え直す視点から論を展開しつつ、AIアウトプットを使い続けることで「知識労働者の認知能力が低下する傾向がある」という指摘を核心に置く。AIへの信頼が高いほど批判的思考を要しないと感じるバイアスが生じ、いつの間にか自分で問いを立てる力が失われていくという。深い専門知識は「AIが間違えている」と気づく感度の源泉であり、表面的なコード生成ではなく、設計判断・要件定義・問題設定の局面でこそその差が出ると主張している。「答えを出させる前に、何を問うべきかを自分で定義できているか」を日々問い直すことが、AIとの共創の質を分けると結論づけている。
メタ認知・メタ思考がAI共創で創造性を広げる — 「自分の思考を観察する力」が生成AIの出力品質を高める
The FasのAI時代の思考力育成シリーズ第1回「メタ認知・メタ思考編」は、自分自身の思考プロセスを俯瞰し観察する力がAI共創の質をどう左右するかを論じる。AIへのプロンプトの質は「自分が今何を考えていて何を知らないか」を把握できているかどうかに依存しており、メタ認知が低い状態でAIを使うとズレた出力が連鎖しやすい。メタ認知の3要素として「宣言的知識(自分の強みと弱みの把握)」「手続き的知識(適切な方略の選択)」「条件的知識(どの場面で何を使うかの判断)」が挙げられ、この3つを意識的に鍛えることがAI共創の創造性向上につながるとしている。「答えを求めるAIの使い方」から「問いを洗練させるAIの使い方」への転換が、昨日の批判的思考編と共に一貫したテーマとなっている。
視野を広げる 2件
視野を広げるためのニュース。IT就活生は技術に偏りがちなので、ここではあえてIT以外の話題も入れています。
宝塚歌劇 月組トップスター・鳳月杏、2027年3月に退団 — 天紫珠李と同時発表
宝塚歌劇団の月組トップスター・鳳月杏(おとづき あん)が2026年5月18日、2027年3月28日の東京宝塚劇場公演『天穹のアルテミス』『Belle Époque』をもって退団することを発表した。月組トップ娘役・天紫珠李(あまし じゅり)も同公演での同時退団となる。鳳月は2024年11月にトップスターに就任してから約1年半の在任期間だ。宝塚歌劇団は1914年に創設されて以来、出演者はすべて未婚女性という独自のスタイルを維持しており、花・月・雪・星・宙の5組制でトップコンビ交代のたびに高い関心を集める。月組は5組の中でも演技力を重視した演目が多く、演劇・ミュージカル文化の継承という観点から舞台芸術ファン以外にも話題になりやすい。
東京科学大学、腸の再生の新メカニズムを解明 — 復活幹細胞と普通幹細胞が相互移行し幹細胞プールを維持
東京科学大学(Science Tokyo)は2026年5月15日、腸の再生を支える幹細胞の新たなロジックを解明したと発表した。通常は静止状態にある「復活幹細胞(reviving stem cells)」が腸の損傷時にストレス耐性を発揮して再生を主導し、その後に「普通幹細胞」との間で相互変換・移行が起きることで幹細胞プールが長期維持されるという機構だ。腸オルガノイドとマウス腸炎モデルを用いた実験で、復活幹細胞が多様な細胞型から誘導されること、および普通幹細胞への高い移行能力を持つことが確認された。この知見は炎症性腸疾患(IBD)のような難治性疾患の治療法開発に向けた基盤研究として意義が大きく、腸の再生医療への応用が期待される。「常識をくつがえす再生のしくみ」として医学研究者から注目を集めている。